- ■記事更新日 :2012.02.15
- 経営分析とかの数字分析はやった方がいいの?
経営分析とは
経営分析とは以下の項目を主として決算書から分析します。
・収益性
・安全性
・効率性
・生産性
・成長性
一部、会計ソフトから自動的に算出される数字もあります。
経営分析一部紹介(回転期間)
資金繰りを考える上で回転期間は重要な指標です。
簡単には、
・売掛金の平均入金サイト
・買掛金の平均支払サイト
を計算して、このサイト差がどうかという面は資金繰りに大きな影響があります。
また、在庫を持つ業種ですと、
在庫が何日分の売上に対応する金額かということを計算して、
在庫数量が多すぎないか、少なすぎないかという面を簡単にチェックすることができます。
(在庫が多いと資金が眠っていることとなります。)
回転期間の具体的な算式等
●売上債権回転期間
・・・売上債権(売掛金+受取手形等)÷1日当りの売上高
売上債権を平均何日で回収できているかを示す指標です。
売上債権の回収期間が短ければ短いほど良いのですが、
業種の特性などもありますので、売上及び仕入債務回転期間の差で見るものです。
●仕入債務回転期間
・・・仕入債務(買掛金+支払手形等)÷1日当りの売上原価
仕入債務を平均何日で支払っているかを示す指標です。
売上債権の回収期間が仕入債務の支払期間より長ければ、
取引量が増えれば増えるほど運転資金が必要となります。
●棚卸資産回転期間
・・・在庫÷1日当り売上高
在庫が何日分の売上に対応しているのかを表すものです。
この数字は低ければ低いほど一般的に望ましいものです。
在庫は一般的に少ないほうが良いものとされています。
なぜなら、在庫への投入費用が拘束されてしまうという資金繰りとの観点や保管費用その他、売れ残りの可能性もあります。
但し、在庫が少ないと注文があった場合に対応できないという面や、
大量仕入れによる値引き等もあるため、それらとの兼ね合いとなります。
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