- ■記事更新日 :2012.02.17
- 在庫の売れ残りなどについて税金上考慮される無いのですか?
不良在庫の評価損
・季節商品の売れ残りであって、今後通常の価額では売れないことが、既往の実績などで明らかであること
・新製品が発表されたことで、従来の商品が今後通常の方式により販売することができないようになったこと
上記のように、物理的欠陥は無いけれど経済価値が減少して、その価額が今後回復しないものについて考慮されます。
不良在庫を帳簿価額のまま計上しておくより、損失の計上を検討することにより節税を図りましょう。
出版業特有のもの
出版業はその取引形態にもよりますが、書籍の在庫を多く抱えることが多々あります。
したがいまして、業種特有の税金上の優遇措置があります。
単行本在庫調整勘定というものがあります。
これは、単行本のうちにその最終刷後6か月以上を経過したもの
すなわち売れ残り単行本について、ある程度損失を認めましょうというものです。
販売部数÷発行部数が少ないほど、すわなち売れ残りが多いほど、損失計上が可能となります。
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