- ■記事更新日 :2017.08.04
- 個人型確定拠出年金と税金
個人型確定拠出年金とは
個人型確定拠出年金(iDeCo)とは、公的年金に上乗せされる私的年金の1つです。
加入者自身が掛け金を運用することとなります(ここが従来の確定給付年金との大きな違いです。)。
他の特徴としては、以下となります。
・原則20歳以上60歳未満なら誰でも加入可能
・原則60歳まで解約不可
・掛け金の拠出額の変更は年1回限り可能
・掛け金の拠出の停止も可能
税金の取り扱い
1.掛け金
全額が所得控除(全額が経費とほぼ同じイメージです)
2.運用益
非課税
3.給付金
(1)一時金受取
退職所得課税
(2)年金受取
公的年金(雑所得)課税
民間の保険との違い
1.控除額
民間の保険料は生命保険料で最大10万円/年を支払いで4万円/年の控除
個人型確定拠出年金は掛け金は全額控除可能
2.引き出し
民間の保険料は返戻金のあるものは常に引き出し可能(時期や商品等により返戻率異なる)
個人型確定拠出年金は60歳まで引き出しできない
3.保険料の停止
民間の保険料は原則できないが、契約変更等で保険料の変更や振替貸付を利用可能
個人型確定拠出年金は可能
上記の違いがあります。
それぞれの特徴を踏まえて、加入したいものです。
とくに、個人型確定拠出年金は60歳まで引き出しできない。という特徴があるので、
生活に余裕をもった少な目の掛け金からスタートするほうが良いかもしれません。
Next >> |